【ミックジャガーやリアーナなど50名が公開書簡】米政界の楽曲無断使用に反対!

演説 著作権 リアーナ

 

2020年7月。

ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のミック・ジャガーさんや、
ロードさん、シーアさん、ブロンディーさんといった名だたるアーティスト50人以上が、
政治集会に無断で楽曲を使用しないよう米政界に求める書簡が公開されました。

本来、米著作権法に基づきアメリカの政治家は録音された楽曲を
支持者集会で自由に使うことができます。

その場合、集会の会場がアメリカ作曲家作詞家出版者協会(ASCAP)や
放送音楽社(BMI)などの著作権管理団体を通じて、
公共の場での演奏ライセンスを取得していることが前提条件です。

ただし、アーティストにも、自分たちの許可なく楽曲が繰り返し使用されることで、
自分のイメージや名誉に傷がつくと苦情を申し立てる権利があります。

これまでにも、ローリング・ストーンズやリアーナなど多くのアーティストが
ドナルド・トランプ米大統領に対して、集会での曲使用をやめるよう要請してきました。
なかでもローリング・ストーンズは、法的措置も辞さないと警告しています。

今回の公開書簡は、「アーティスト権利保護連合(ARA)」がまとめたもので、
書簡の第3段落で、アーティストの名誉についてこう書いてあります。

「本人の意向と無関係にこうして政治に引きずり込まれることで、
アーティスト個人の価値観が損なわれ、かつファンを落胆させ離れさせてしまうこともある。
これには多大な道徳的な、そして経済的な損失が伴う」

「選挙運動やその他の政治活動に自ら進んで参加するアーティストにとっては、
政治集会などで無断に楽曲を使われてしまうと、
自分が発信するメッセージの混乱につながり、効果が薄れてしまう」

「音楽は、物語を強力に語り、気持ちを結びつけ、関係性を作り出す。
そもそも、選挙陣営が音楽を使うのもそのためだ! 
しかし、無断で使われた音楽は価値を失っている」

 

 

アーティストたちは公開書簡で、自分たちの曲の使用について新しい規則作りを要求しています。

世間のイメージが活動に長く大きく影響するアーティストにとって
影響力のある場での不本意な無断使用は、避けたい出来事です。

法が皆にとって平等で、なおかつ、足かせにならないための規則が承認されることで
今後のニューノーマルにつながると良いですね。

 

 

◆参考サイト

アーティスト50人以上、米政治集会で勝手に曲を使うなと署名 ジャガーさんら
https://www.bbc.com/japanese/53576266(参照 2020-10-05)

英語記事
Mick Jagger and Lorde urge politicians to get permission for campaign songs

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