ダウンロードも違法に「海賊版対策のための著作権法改正成立に関する共同声明」

公益社団法人日本漫画家協会と出版広報センターが、
「海賊版対策のための著作権法改正成立に関する共同声明」を発表しました。
2020年6月5日に公式ホームページにて、それぞれ同内容を掲載しています。

この共同声明は、6月5日に第201回国会にて、
海賊版対策を主たる目的とした「著作権法及びプログラムの著作物に係る登録の特例に関する法律の一部を改正する法律案」が
成立したことから発表されたものです。

「著作権法及びプログラムの著作物に係る登録の特例に関する法律の一部を改正する法律案」は、
著作物等を巡る近時の社会状況の変化等に適切に対応するため、インターネット上の海賊版対策を
はじめとした著作権等の適切な保護を図るための措置や、著作物等の利用の円滑化を図るための措置を講ずるものです。

公益社団法人日本漫画家協会と出版広報センターのプレスリリース記事では、
以下のようにコメントされています。


 

私たち日本漫画家協会および出版広報センターは、この法改正について、
かねてより一貫して求めていた「脱法行為を容易に招かず、かつ、善良なユーザーに過度な萎縮が生じない」
バランスの取れたものとして歓迎します。
また、この法改正にご尽力くださった関係団体・事業者、有識者、立法・行政関係者等すべての方々に御礼を申し上げます。

この法改正によって私たちは、またひとつ新たな対抗手段を得て、
今この瞬間も深刻かつ重大な被害を生じさせている海賊版サイトに立ち向かうことができるようになります。
しかしながら、法改正が成立したからといって、すぐにでも海賊版サイトを撲滅できるというわけではありません。
今回の法改正は、新たなスタートです。

海賊版サイト撲滅というゴールにたどり着くためには、今後の私たちの不断の努力および行動はもちろんのこと、
関係団体・事業者や関係省庁をはじめとした皆さまのご理解やご協力が必要です。
そして何よりも、読者・ユーザーの皆さまの力が欠かせません。

改正著作権法の施行に向けて私たちは、法改正の趣旨や適切な運用に関する一般向けの普及・啓発活動を強化しつつ、
正規版コンテンツであることを示すABJマークの利用促進など、
海賊版撲滅に向けた様々な取り組みに関係者の皆さまとともに引き続き注力してまいります。
このような取り組みについて、漫画を愛してくださる全ての方々のご理解とご協力を、あわせてお願い申し上げます。

 


 

「漫画村」 や「はるか夢の址」など、漫画・雑誌などの海賊版サイトとして文化庁の公表している資料でも名指し公表されています。
漫画村での被害としては、約3.000億円分の出版物がタダ読みされ、漫画家・出版社の収入・売上が20%減した計算であり、
リーチサイト「はるか夢の址」での被害は約731億円と調査で分かっています。

漫画・雑誌のほか、写真集・文芸書・専門書、ビジネスソフト、ゲーム、学術論文、新聞など、
著作物の分野・種類を問わず、被害が発生していました。
そして上記のサイトが閉鎖された後も海賊版サイトは多く存在しており、早急な対策が必要とされていました。

私たちユーザーも、違法にアップロードされた著作物をそうと知りながらダウンロードすると違法となります。
正しい知識とクリエイターへの敬意をもったサービスの使用を心がけさえすれば防げる違法行為です。

法改正のリリースをもって正しい著作権の情報が拡散し、著作権が守られるという良好な循環が続くとよいですね。

 

 

◆参考サイト

 

インターネット海賊版対策等に関する改正著作権法が成立!

海賊版対策のための著作権法成立に関する共同声明
https://www.nihonmangakakyokai.or.jp/?tbl=information&id=8520(参照 2020-07-20)

著作権法及びプログラムの著作物に係る登録の特例に関する法律の一部を改正する法律案
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tyousakai/kousou/contents_wg/dai1/siryou2-2.pdf(参照 2020-07-20)

一覧へ戻る
講師プロフィール
ビジネス著作権検定対策DVD講座
ビジネス著作権検定公開試験初級 2020年6月7日

著作権検定学習ドリル1問1答
更新中!

講座・セミナー情報配信中

  • ビジネス著作権検定 過去問題
  • 用語集
  • 著作権活用に役立つサイト