【過去最高額を記録】2020年の著作物使用料分配額

みん著_著作権使用料

作家・音楽出版社等の権利者への著作物使用料の分配額が史上最高となったと、
日本音楽著作権協会(JASRAC)が2020年3月25日に発表しました。

2019年度通期(※)の分配額が、117,056,695,494円で前年度比103.9%とのことです。
※2019年6月、9月、12月および2020年3月の4期合計

主な利用分野別の状況は以下のようになります。

◆インタラクティブ配信

インタラクティブ配信とは「デジタル化されたネットワーク環境において、
放送及び有線放送以外の公衆送信及びそれに伴う複製により著作物を利用する」ことです。
著作物使用料規程第11節 インタラクティブ配信(JASRAC/PDF)より引用)

通信カラオケのように配信事業者のサーバーや送信先の受信装置(ユーザーのパソコンなど)に楽曲を蓄積するときには「複製権」が、
ユーザーからのリクエストに応じて楽曲を送信するときには「公衆送信権」が働く利用形態です。

サブスクリプションサービスや動画配信サービスの市場が拡大していること、
サブスクリプションなどの音楽配信サービスの分配を早期化して2020年3月期に限り2期分を分配したことなどにより、
前年度比で125.5%となりました。


◆ゲーム目的複製

映像(動画)を伴うゲーム、
またはゲームセンター・パチンコ店等での利用を目的とした業務用ゲームでJASRAC管理作品を利用する場合は、
内国作品・外国作品に関わらず、あらかじめ楽曲ごとに委託者(著作者または音楽出版者など)に連絡のうえ、
利用の可否を確認し、著作物使用料の全部、または一部について額の取り決めをする必要があります。

今期においてJASRAC管理楽曲を利用したゲームのヒット製品が複数あり、前年度比143.9%となりました。

 

2019年度通期の分配対象楽曲数は、2,580,119曲でした。
分配対象の権利者数は、音楽出版社を通じた分配を含めると、著作者72,667人、音楽出版社2,799社です。
このほか、120の外国団体を通じて349,039人の著作者、46,918社の音楽出版社にも使用料が分配されます。

ちなみに、国内作品の分配料1位で金賞を受賞したのは、
シンガー・ソングライターの米津玄師さんが作詞作曲した「Lemon」
2位の銀賞は、すぎやまこういちさん作曲の「ドラゴンクエスト序曲」でした。

銀賞の「ドラゴンクエスト序曲」については、
2019年にNintendo Switch版やオンライン版など、多くのドラゴンクエストのソフトが発売された事が
大きく影響したようです。

この曲を聞けばすぐにゲームタイトルが思い浮かぶ誰もが耳にしたことのある一曲でしょう。
音楽の影響力の大きさを感じますね。

◆参考サイト

2020年3月分配実績および2019年度通期の分配実績
https://www.jasrac.or.jp/smt/release/20/0325_1.html(参照 2020-06-22)

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