• 著作者には、著作物の創作と同時に「著作者人格権」と「著作権」の双方が同時に発生する。

  • 答え:
    解説: 日本の著作権法は、登録その他の手続なくして権利を認める「無方式主義」を採用しており、著作者には、著作物の創作と同時に「著作者人格権」と「著作権」の双方が同時に発生します(著作権法17条)。
  • 著作権法には、著作者人格権として「公表権、氏名表示権、肖像権」の3つが規定されている。

  • 答え: ×
    解説: 著作権法には、著作者人格権として公表権、氏名表示権、「同一性保持権」の3つが規定されています(著作権法18条~20条)。
    なお、個人の肖像(顔写真など)に認められる「肖像権」は、判例(裁判所の判決例)によると憲法が保障する「人権」の一種とされます。
  • 「公表権」とは、著作者が、その未公表の著作物を公衆に提供し、又は提示する権利である。

  • 答え:
    解説: 「公表権」とは、著作者が、その未公表の著作物を公衆に提供し、又は提示する権利です(著作権法18条1項)。
  • 著作権法上の「公衆」には、不特定多数者のみならず、「社内・校内」など特定多数者も含まれる。

  • 答え:
    解説: 著作権法上の「公衆」には、(対象者が特定できない)不特定多数者のみならず、「社内・校内」など特定多数者(およそ10人以上)も含まれます(著作権法2条5項)。
  • 画家Aは、自ら描いた絵画Xについて、これを公表するか否か、また、公表する場合には、いつ、どのように公表するかを自由に決定することができる。

  • 答え:
    解説: 著作者の「公表権」とは、つまり著作物を公表するか否か、また、公表する場合には、いつ、どのように公表するかを自由に決定することができる権利です。
  • 画家Aが、自ら描いた未公表の絵画Xを友人Bにプレゼントした場合、Bは、これをBが経営するレストランで展示することができる。

  • 答え:
    解説: 著作者(A)が、その「美術の著作物又は写真の著作物」で、かつ「未公表の原作品(所有権)」をBに譲渡した場合には、Bがこれらの著作物をその原作品により展示(公表)することに「同意したもの」と推定されます(著作権法18条2項2号)。
  • 写真家Aが、自ら撮影した未公表の風景写真Xの著作権をB社に譲渡した場合、B社は、自社のホームページやパンフレットに自由に風景写真Xを掲載することができる。

  • 答え:
    解説: 著作者(A)が、その著作物(美術品や写真に限りません)で、かつ未公表のものの「著作権」をBに譲渡した場合には、Bが当該著作物をその著作権の行使(公衆送信等)に伴い公表することに「同意したもの」と推定されます(著作権法18条2項1号)。
  • 氏名表示権とは、著作者が、その著作物の原作品等に実名もしくは変名を著作者名として表示し、又は著作者名を表示しないこととする権利である。

  • 答え:
    解説: 氏名表示権とは、著作者が、その著作物の原作品等に実名もしくは変名を著作者名として表示し、又は著作者名を表示しない(匿名とする)ことを決定する権利です(著作権法19条1項前段)。
  • 作家Aが執筆した小説Xを原作品として映画監督Bが映画Yを制作した場合、映画Yを公開する際には、その著作者としてBの氏名のみを表示すれば足りる。

  • 答え: ×
    解説: 原作品の著作者が有する氏名表示権は、二次的著作物にも及びます(著作権法19条1項後段)。
    したがって、映画Yには、Bのみならず原作者Aの氏名も表示する必要があります。
  • 飲食店内やホテル内のBGM(バックグランドミュージック)として音楽を利用する場合には、原則として、その著作者の氏名表示を省略することができる。

  • 答え:
    解説: BGMとして他人の音楽を利用する場合など、著作物の利用目的及び態様に照らし著作者が創作者であることを主張する利益を害するおそれがないと認められるときは、公正な慣行に反しない限り、その氏名表示を省略することができます(著作権法19条3項)。
  • 同一性保持権とは、著作者が、その著作物及びその題号の同一性を保持する権利であって、その意に反してこれらの変更、切除その他の改変を受けないという権利である。

  • 答え:
    解説: 同一性保持権とは、著作者が、その著作物(内容表現)及びその題号(タイトル)の同一性を保持する権利であり、その意に反してこれらの変更、切除その他の改変を受けないという権利です(著作権法20条1項)。
  • 小学校で利用する国語の教科書に掲載するため、著名な作家Aの文章内の漢字をひらがなに変換し、また、その文章の一部を省略しても、原則として、Aの同一性保持権は侵害しない。

  • 答え:
    解説: 小学校の教科書に掲載するため、他人の著作物を利用する場合における用字又は用語の変更その他の改変で、学校教育の目的上やむを得ないと認められるものは、同一性保持権の侵害とはなりません(著作権法20条2項1号)。
  • A社が、B社に製作を依頼して提供を受けたプログラムの著作物を、A社が開発したシステム内において実行し得るようにするために行う改変は、原則として、同一性保持権の侵害とはならない。

  • 答え:
    解説: 正規に購入等したプログラムの著作物を使用するために行うバージョンアップ(改変等)やバグの修正は、同一性保持権の侵害とはなりません(著作権法20条2項3号)。
  • 他人の絵画や写真の著作物を複製する場合に、技術上の理由により、その色彩が原作品を忠実に再現できていなくとも、原則として、同一性保持権の侵害とはならない。

  • 答え:
    解説: 技術上の理由など、著作物の性質並びにその利用の目的及び態様に照らし「やむを得ないと認められる改変」は、同一性保持権の侵害とはなりません(著作権法20条2項4号)。
  • 著作者人格権は著作者の一身専属権とされ、他人に譲渡することはできないが、相続の対象とはなる。

  • 答え: ×
    解説: 著作者人格権は、著作者本人しか行使することができない「一身専属権」です。したがって、他人に譲渡することはできず、相続の対象ともなりません(著作権法59条)。
  • 著作者人格権は、著作者の死後も70年間存続する。

  • 答え: ×
    解説: 著作者人格権は、著作者の「一身専属権」ですから、著作者の死亡により消滅します。
  • 小説Xを執筆した作家Aが死亡した後には、誰でも、自由に小説Xを改変して利用することができる。

  • 答え: ×
    解説: 著作物を公衆に対して利用する者は、その著作物の著作者が死亡した後においても、その著作者人格権を尊重する義務を負います(著作権法60条1項)。
    なお、これに違反する利用者に対しては、著作者の遺族から、差止請求等をすることができます(著作権法116条)。
  • A美術大学が、その学生Bから提出を受けた卒業作品である彫刻Xを「優秀作品」として大学ホームページで公表するには、Bの許諾が必要である。

  • 答え:
    解説: 彫刻Xの著作者は学生Bですから、これを公表するには原則としてBの許諾が必要です(著作権法18条1項)。
    なお、A大学とB間に別段の定めがない限り、彫刻Xの「著作権」もBに帰属しますから、これをA大学がホームページに掲載するには、別途「複製及び公衆送信」についてもBの許諾が必要です(著作権法21条、23条)。
  • ゲーム会社A社の従業員Bが制作したゲームソフトXが職務著作に該当する場合でも、A社がゲームソフトXを公表するに際して、Bに公表権や氏名表示権が認められる。

  • 答え: ×
    解説: ゲーム会社A社の従業員Bが制作したゲームソフトXが職務著作に該当する場合、著作者は「A社」となり、著作者人格権もA社に帰属します(著作権法15条2項)。
    したがって、A社とB間に別段の定めがない限り、A社がゲームソフトXを公表するに際して、Bに公表権や氏名表示権は認められません。
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