• 著作権法上の展示権とは、美術の著作物又は未発行の写真の著作物を、これらの複製物により公に展示する権利である。

  • 答え: ×
    解説: 展示権とは、美術の著作物又は未発行の写真の著作物を、これらの「原作品」により公に展示する権利です(著作権法25条)。
    したがって、これらの複製物(レプリカやコピー)には、「展示権」は働きません。
  • 著作権法上の口述権とは、本や講演・講義など「言語の著作物」を公に口述する権利である。

  • 答え:
    解説: 口述権とは、例えば、「絵本の朗読」など「言語の著作物」を公に口述する権利です(著作権法24条)。
    なお、公(聴衆)に対するライブ(生)の朗読や講演に限らず、CDなどに「録音された口述」を公に再生する場合にも、「口述権」が働きます(著作権法2条7項)。
  • A社が、その商品カタログ用に提供を受けた社外のイラストレーターBが描いたイラストXを社内メールで関係者に送信する行為は、原則として、Bが有する公衆送信権を侵害しない。

  • 答え:
    解説: 著作権法上の「公衆送信」とは、原則として、「公衆」によって直接受信されることを目的として無線通信又は有線電気通信の送信を行うことをいいます(著作権法2条1項7号の2)。
    したがって、相手方を特定して配信する「メール送信」は、公衆に対する「有線放送」や公衆からのアクセスに応じて自動配信される「自動公衆送信」とは異なり、原則として「公衆送信」には該当しません。
  • Aが描いたマンガXをB出版社が無断で自社のホームページに掲載しても、これを誰もダウンロードしなければ、Aが有する公衆送信権は侵害しない。

  • 答え: ×
    解説: 公衆送信権は、著作物をアップロード(送信可能化)した段階で発生します(著作権法23条1項)。
    したがって、Aが描いたマンガXをB出版社が無断で自社のホームページに掲載した場合、これを誰もダウンロードしなくとも、AのマンガXに対する公衆送信権を侵害します。
  • 写真家Aが撮影した風景写真Xを、大学生Bが無断で自身のSNSに掲載する行為は、Aが有する複製権と公衆送信権のいずれも侵害しない。

  • 答え: ×
    解説: 写真家Aが撮影した風景写真Xを、大学生Bが無断で自身のSNSに掲載する行為も、Aが有する複製権と公衆送信権の「双方」を侵害します(著作権法21条、23条1項)。
    なお、SNSへの掲載など「公衆送信」を目的とする場合、「私的使用のための複製(他人の著作物の無断複製)」は認められません(著作権法30条1項、49条1号)。
  • 写真家Aが撮影した風景写真Xを、B社が無断で自社のホームページに掲載する行為は、Aが有する複製権は侵害するが、公衆送信権は侵害しない。

  • 答え: ×
    解説: 写真家Aが撮影した風景写真Xを、B社が無断で自社のホームページに掲載する行為は、Aが有する複製権と公衆送信権の「双方」を侵害します(著作権法21条、23条1項)。
  • 著作物をケーブルテレビで有線放送する行為や、インターネット上で配信する行為は、著作権法上の公衆送信には該当しない。

  • 答え: ×
    解説: 著作権法上の「有線放送」とは、公衆送信のうち公衆によって同一の内容の送信が同時に受信されることを目的として行う有線電気通信の送信をいい、インターネット配信など「自動公衆送信」とは、公衆送信のうち公衆からの求めに応じ自動的に行うもの(放送又は有線放送に該当しないもの)をいいます(著作権法2条1項9号の2、9号の4)。
    したがって、著作物をケーブルテレビで有線放送する行為や、インターネット上で配信する行為は、いずれも著作権法上の公衆送信に該当します。
  • 著作物をテレビやラジオで放送する行為は、著作権法上の公衆送信に該当する。

  • 答え:
    解説: 著作権法上の「公衆送信」とは、原則として、公衆によって直接受信されることを目的として無線通信又は有線電気通信の送信を行うことをいいます(著作権法2条1項7号の2)。
    そして、「放送」とは、公衆送信のうち、公衆によって同一内容の送信が同時に受信されることを目的として行う無線通信(テレビやラジオ)の送信をいいます(著作権法2条1項8号)。
  • A社が、社内会議で大学教授Bが発表した論文Xや関係する写真Yをモニター画面に表示する行為は、原則として、B教授が有する上映権を侵害する。

  • 答え:
    解説: 著作権法上の「上映権」とは、あらゆる(目に見える)著作物を「公」に上映する権利です(著作権法22条の2)。
    また、「公(公衆)」には、社内など「特定多数者」も含まれます(著作権法2条5項)。したがって、映画や写真に限らず、論文などの「文書」も上映権の対象となり得ます。
  • 著作権法上の「上映権」とは、映画の著作物の著作者に限り認められる権利である。

  • 答え: ×
    解説: 著作権法上の「上映権」とは、映画に限らず、あらゆる(目に見える)著作物を「公」に上映する権利です(著作権法22条の2)。
    なお、上映とは「他の物に映写すること」を意味しますが、「スクリーンへの上映」や「拡大した上映」には限定しません(著作権法2条1項17号)。
  • 高校の演劇部が、演劇作家Aによる脚本Xを利用して校内で演劇の練習をすることは、Aが有する上演権の侵害となる。

  • 答え: ×
    解説: 著作権法上の「上演権」とは、台本や脚本の著作物に基づき「公」に演じる権利です(著作権法22条、2条1項16号)。
    したがって、校内で練習として他人の脚本に基づき演劇の練習をしても、「公に対する上演」ではないため、その上演権は侵害しません。
  • Aが、著名な作曲家Bの楽曲が収録された音楽CDを購入し、自身が経営するレストラン店内でBGMとして利用する行為は、Bが有する演奏権を侵害する。

  • 答え:
    解説: 著作権法上の「演奏権」とは、音楽の著作物を「公」に演奏する権利です(著作権法22条、2条1項16号)。
    また、ここにいう「演奏」には、生演奏(ライブ)に限らず、CDなど「録音物の再生」も含まれます(著作権法2条7項)。
    したがって、Bの楽曲が収録された音楽CDを(公衆が利用する)レストラン店内のBGMとして(無断で)利用する行為は、Bが有する演奏権を侵害します。
  • 子供が自宅でピアノの練習曲として著名な作曲家Aの楽曲Xを演奏しても、Aが有する演奏権は侵害しない。

  • 答え:
    解説: (解説)
    著作権法上の「演奏権」とは、音楽の著作物を「公」に演奏する権利です(著作権法22条、2条1項16号)。
    したがって、自宅での練習用に他人の楽曲を演奏しても、「公に対する演奏」ではないため、その演奏権は侵害しません。
  • 著作権法上の「上演権」とは、台本や脚本の著作物に基づき、公に演じる権利である。

  • 答え:
    解説: 著作権法上の「上演権」とは、台本や脚本など実演を伴う著作物に基づき「公」に演じる権利です(著作権法22条、2条1項3号、16号)。
    なお、ここにいう「公に」とは、「公衆に直接見せ又は聞かせることを目的とすること」を意味します。
  • 著作権法上の「演奏権」とは、音楽の著作物を、公に演奏する権利である。

  • 答え:
    解説: 著作権法上の「演奏権」とは、音楽の著作物(楽曲や歌詞)を「公」に演奏する(歌詞については歌唱する)権利です(著作権法22条、2条1項16号)。
    なお、ここにいう「公に」とは、「公衆に直接聞かせることを目的とすること」を意味します。
  • 小学校の先生が、児童の宿題用にA出版社が著作権を有する市販の漢字ドリルXを無断でコピーする行為は、たとえ数ページのみのコピーであってもA社の複製権を侵害する。

  • 答え:
    解説: 著作権法上の「複製」とは、印刷、写真、複写、録音、録画その他の方法により(既存の著作物を)「有形的に再製すること」をいいます(著作権法2条1項15号)。
    また、教育目的であっても、「宿題用」には他人の著作物を自由に複製することができません(著作権法35条1項)。
    したがって、学校の先生が市販の漢字ドリル(他人の著作物)を児童の宿題用にコピーする行為は、たとえ数ページのみのコピーであっても複製権を侵害します。
  • Aが撮影した姫路城の写真Xが、偶然、それより前に写真家Bが撮影し、かつ、写真集にも掲載された姫路城の写真Yと酷似していても、写真Yの複製とはならない。

  • 答え:
    解説: 著作権法上の「複製」とは、印刷、写真、複写、録音、録画その他の方法により(既存の著作物を)「有形的に再製すること」をいいます(著作権法2条1項15号)。
    したがって、写真Yを複製したのではなく、Aが自ら撮影した姫路城の写真Xは、偶然写真Yと酷似していても写真Yの複製ではなく、独立した著作物です。
  • 写真家Aが撮影した夕日に染まる富士山の写真Xを参考に、Bが、同じように夕日に染まる富士山の写真Yを撮影しても、原則として写真Xの複製とはならない。

  • 答え:
    解説: 著作権法上の「複製」とは、印刷、写真、複写、録音、録画その他の方法により(既存の著作物を)「有形的に再製すること」をいいます(著作権法2条1項15号)。
    したがって、写真Xを複製したのではなく、Bが自ら撮影した富士山の写真Yは、写真Xの複製(物)ではなく、独立した著作物です。
  • 大学でA教授の講義を学生Bが録音する行為は、当該講義の複製に該当する。

  • 答え:
    解説: 著作権法上の「複製」とは、印刷、写真、複写、録音、録画その他の方法により「有形的に再製すること」をいいます(著作権法2条1項15号)。
    したがって、講義や講演(言語の著作物)を録音する行為も、著作権法上の「複製」に該当します。
  • Aが、自身が開設したホームページ上に著名なアーティストBが作詞した歌詞Xを掲載する行為は、歌詞Xの複製に該当する。

  • 答え:
    解説: 著作権法上の「複製」とは、印刷、写真、複写、録音、録画その他の方法により「有形的に再製すること」をいいます(著作権法2条1項15号)。
    したがって、ホームページ上に他人の著作物を掲載(アップロード)する行為も「有形的な再製」であり、著作権法上の複製に該当します。
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