次の記述のうち、映画に出演した俳優の同意を得ずに行なうと、俳優の権利に関して、著作権法上、違法となるおそれのあるものはどれか。

 

ア 出演した映画の中での俳優の歌の音程を変えること

イ 出演した映画の題名を変更すること

ウ 出演した映画のDVDの発売時期を決定すること

エ 出演した映画のパンフレットの表紙を、いかがわしいチラシに掲載すること

答え :「  ア  」

「ア」の解説

違法となる。歌手や俳優など実演家には、自己の名誉又は声望を害するその実演の変更、切除その他の改変を受けないという「同一性保持権」があり、本人の同意を得ずに実演を改変すること(その名誉や声望を害するような変更をすること)は、著作権法上違法となります。

「イ」の解説

違法とならない。映画の題名を変更することは、映画監督等の「著作者」が有する「同一性保持権」の侵害となりますが、「俳優の同意」は必要ありません。

「ウ」の解説

違法とならない。イ肢解説の通り、俳優は、映画については公表権その他の著作者人格権を持っておらず、映画DVDの販売時期について、「俳優の同意」は必要ありません。

「エ」の解説

違法とならない。俳優は、映画パンフレットの著作者ではなく、映画パンフレットの悪用に対して、著作者人格権を行使することはできません。

問題へ戻る
講師プロフィール
ビジネス著作権検定対策DVD講座
ビジネス著作権検定公開試験初級 2020年6月7日

講座・セミナー情報配信中

  • ビジネス著作権検定 過去問題
  • 用語集
  • 著作権活用に役立つサイト