問題2

会社員Aは海外旅行を趣味としており、これまで旅行した国で風景などをデジタル一眼レフカメラで撮影した。これらの写真画像を見た会社員Aの友人Bは、その中から気に入ったものを選び、写真集Xを作った。そして、友人Bは、会社員Aの許諾を得ずに、インターネット上で、その写真集Xをアップロードした。また、この写真集Xを見た出版社Cは、写真集Xを出版したいと考えている。

この事例に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、著作権の譲渡は行なわれていないものとする。

 

ア 会社員Aは、写真集Xに掲載されている個々の写真について著作権を有する。

イ 友人Bは、写真集Xに掲載されている個々の写真について著作権を有しない。

ウ 出版社Cは、友人Bの許諾を得て写真集Xを出版すれば、違法にならない。

エ 会社員Aの許諾を得ずに作成されたものであっても、写真集Xは編集著作物として保護されうる。

答え :「  ウ  」

「ア」の解説

正しい。Aは、撮影者(著作者)ですから、個々の写真について著作権を有します。

「イ」の解説

正しい。ア肢解説の通り、「個々の写真」の著作者かつ著作権者はAであり、Bではありません。但し、Aの許諾の有無に関わらず、Bは「写真集X(編集著作物)」の著作者かつ著作権者となります。

「ウ」の解説

誤り。編集著作物(写真集X)を使用するには、当該編集著作物の著作権者(B)に加え、そこに収録・掲載されている個々の著作物(写真)の著作権者(A)の許諾も必要です。

「エ」の解説

正しい。イ肢解説の通り、Aの許諾の有無に関わらず、Bが作成した写真集Xは「編集著作物」であり、著作権法で保護され得るといえます。

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