問題40

4人の大学生が著作権法上の放送事業者と有線放送事業者の隣接権について話し合っている。

この事例に関する次の記述のうち、正しい発言をしている者は何人いるか。

 

Aさん 「放送事業者って、例えばテレビ局のことで、有線放送事業者って、例えばケーブルテレビ局のことだよね。」

Bさん 「放送されているテレビドラマをDVDに録画して、インターネット上で動画配信するためには、そのドラマを放送するテ

     レビ局の許諾が必要だよね。」

Cさん 「ケーブルテレビで有線放送されている映画をそのままビルの壁面に備えられた大型ディスプレイに映して通行人に見

     せる行為は、そのケーブルテレビ局の許諾を得る必要はないよね。」

Dさん 「テレビ局で放送されたドキュメンタリー番組が収録された中古DVDを販売するには、そのテレビ局の許諾を得なけれ

     ばならないよね。」

 

ア 1人

イ 2人

ウ 3人

エ 4人

答え :「  イ  」

解説

Aさん

正しい。

「放送事業者」とは、無線通信の送信を行うテレビ局やラジオ局であり、「有線放送事業者」とは、有線電気通信の送信を行うケーブルテレビ局等を指します。

 

Bさん

正しい。

放送事業者は、著作隣接権として、その放送番組について複製権を専有します。

したがって、動画配信するため放送(テレビドラマ)を録画するには、テレビ局の許可が必要です。

 

Cさん

誤り。

放送事業者や有線放送事業者が有する著作隣接権のうち、「(有線)テレビジョン放送の伝達権」とは、大型ディスプレイを用いて、その放送を公に視聴させる権利です。

したがって、ケーブルテレビで有線放送されている映画をそのままビルの壁面に備えられた大型ディスプレイに映して通行人に見せるには、ケーブルテレビ局の許可が必要です。

 

Dさん

誤り。

放送事業者の著作隣接権として、著作物の頒布権や譲渡権に相当する権利(収録物を販売する権利)はありません。

したがって、収録物の売買は、複製権の行使時に、又は著作権者として制限することになります。

解説

解説

解説

解説

以上により、正しい発言をしている者はAさんとBさんの2人であり、イが正解となります。

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