問題35

次の行為のうち、著作権者の許諾を得ずに行なっても、著作権法上、違法とならないものの組み合わせはどれか。

 

1 高校の社会科の教科書に掲載するために、フランス語で書かれた哲学者の言葉を日本語に翻訳する行為

2 中学校の入試問題として小説を子供向けに書き換える行為

3 ロック音楽をオーケストラ向けに編曲して入社式で演奏する行為

4 自分の英語学習のために、英字新聞の記事を要約した日本語訳を作成する行為

 

ア 1と2

イ 3と4

ウ 1と4

エ 2と3

答え :「  ウ  」

「1」の解説

違法とならない。

「高校の教科書」に掲載する目的であれば、公表された他人の著作物の自由利用が認められ、この場合、翻訳して掲載することもできます。

「2」の解説

違法となる。

「入試問題」として使用する場合には、公表された他人の著作物の自由利用が認められます(翻訳利用もできます)。

しかし、表現を変えるなど「翻案」して利用することはできません。

「3」の解説

違法となる。

営利法人である会社が、許諾を得ずに他人の音楽を編曲して入社式で演奏することはできません。

「4」の解説

違法とならない。

「私的使用のための複製」をする場合には、翻訳して複製することもできます。

解説

以上により、著作権法上、違法とならないものは1と4であり、ウが正解となります。

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