問題30

来年公演する予定の演劇について、共同でその脚本を書き下ろすことになっている4人の脚本家が、脚本が完成した際の著作権の取り扱いについて話し合っている。

この事例に関する次の記述のうち、正しい発言をしている者の組み合わせはどれか。

 

Aさん 「4人で共同して作成した脚本であっても、私はその脚本の著作者なのだから、私が単独でその演劇の脚本の公表日

     を決定できるはずだよね。」

Bさん 「その脚本の著作権の私の持ち分は、皆さんの同意があれば私の子供に譲渡できるよね。」

Cさん 「その脚本が他の劇団に無断で利用されていることを発見した場合には、急を要するから、皆さんの同意を得ないで

     も単独で差止訴訟を提起することができるはずだよね。」

Dさん 「脚本の著作権の持ち分は等しいのだから、特に取り決めがなくても単独でその脚本の利用許諾契約を結ぶことがで

     きるようにすることはできるよね。」

 

ア AさんとBさん

イ CさんとDさん

ウ AさんとDさん

エ BさんとCさん

答え :「  エ  」

解説

Aさん

誤り。

共同著作物について、その著作者人格権は、「共有者全員」で行使しなければなりません。

 

Bさん

正しい。

共同著作物について、各共有者は、他の共有者(全員)の同意を得れば、その著作権持分を他人に譲渡することができます。

 

Cさん

正しい。

共同著作物に対する侵害行為があったときは、その共同著作者の1人からでも、侵害行為の差止請求(訴訟)をすることができます。

 

Dさん

誤り。

共同著作物に対する共有著作権は、その「共有者全員の合意」によらなければ行使することができず、各共有者単独では、他人と利用許諾契約を結ぶことはできません。

解説

解説

解説

解説

以上により、正しい発言をしている者はBさんとCさんであり、エが正解となります。

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