問題21

ゲーム開発会社Aは、今夏発売する予定の最新ゲームの攻略本Xをそのゲームの発売と同時に出版しようと企画している。この攻略本Xの文章はゲーム開発会社Aの従業員Bが書くことになっているが、文章を書くためには実際にゲームを行ない、攻略法が有効かどうかを検証する人が複数必要となる。そこで、人材派遣会社Cからゲーム開発会社Aに派遣社員DおよびEを派遣してもらうことになった。また、派遣社員Dは攻略本Xのコラムの文章も書くことになっている。さらに、その攻略本Xには、ゲームの雰囲気に合ったイラストを載せる必要があるため、ゲームに登場するモンスターのデザインを担当した社外のイラストレーターFにイラストの制作を委託している。

 

この事例に関する次の記述のうち、攻略本Xについて、ゲーム開発会社Aの法人著作(職務著作)が成立するための障害となっていることはどれか。

 

ア ゲーム開発会社Aの従業員Bが攻略本Xの文章を書くこと

イ 人材派遣会社Cから派遣された派遣社員DおよびEがゲームを行なうこと

ウ 人材派遣会社Cから派遣された派遣社員Dが攻略本Xのコラムの文章を書くこと

エ イラストレーターFに攻略本Xのイラスト制作を委託すること

答え :「  エ  」

「ア」の解説

障害とはならない。

Bは、A社の従業員ですから、Bが書いた攻略本Xの文章はA社の法人著作(職務著作)となります。

「イ」の解説

障害とはならない。

攻略本を検証するため派遣社員がゲームを行っても、その攻略本がA社の法人著作となる上で障害となりません。

「ウ」の解説

障害とはならない。

派遣社員Dも、「A社の指揮命令下で業務に従事する者」に該当します。

したがって、Dが業務上書いたコラムについても、A社の法人著作となります。

「エ」の解説

障害となる。

社外のイラストレーターFは、「A社の指揮命令下で業務に従事する者」に該当しません。

したがって、Fが制作する(攻略本Xで使用する)イラストについては、A社の法人著作は成立しません。

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