問題14

次の行為のうち、著作権者の許諾を得ずに行なっても、著作権法上、違法とならないものはどれか。

 

ア アマチュア劇団に交通費のみを支払って小学校で、生徒向けに演劇を演じてもらう行為

イ 音楽CDの宣伝を兼ねて無料コンサートを行なう行為

ウ 家庭内で見るために録画しておいたテレビドラマを、非営利・無料で老人ホームで上映する行為

エ 会費を支払って会員になることを前提に、無料で映画DVDを貸し出す行為

答え :「  ア  」

「ア」の解説

違法とならない。

営利を目的とせず、かつ、聴衆又は観衆から料金を受けない場合には、他人の著作物(台本等)を自由に利用して、演劇を演じることができます。

本肢の場合も、演劇の上演については非営利・無報酬ですから、演劇台本の自由利用が認められます。

「イ」の解説

違法となる。

企業・商品のPRは、営利活動の一環であり、たとえ無料のコンサートであっても企業がPRとして行う場合には、そこで演奏する楽曲につき、その著作権者の許諾を得る必要があります。

「ウ」の解説

違法となる。

「私的使用」のためであれば、テレビドラマ(映画の著作物)を自由に複製することができますが、その複製物を公に上映することはできません(複製権及び上映権の侵害となります)。

「エ」の解説

違法となる。

会費を伴う会員となることを前提に映画DVDを貸し出す行為は、たとえ貸出し自体が無料であっても、イ肢における商品PRと同様に営利活動の一環であり、その映画の著作権者から許諾を得る必要があります。

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