問題11

実演家が有する権利に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

 

ア 実演家は、その実演を受信装置を用いて公に伝達する権利を専有する。

イ 実演家は、その実演を放送し、または有線放送する権利を専有する。

ウ 実演家は、その実演を公衆送信する権利を専有する。

エ 実演家は、その実演をそれが録音されているレコードの貸与により公衆に提供する権利を専有する。

答え :「  イ  」

「ア」の解説

誤り。

実演家は、自らの実演を放送又は有線放送するための「放送権及び有線放送権」を専有しますが、「著作権者」とは異なり、その放送を受信装置(テレビ等)を用いて公に伝達できるという「公衆伝達権」は専有しません。

「イ」の解説

正しい。

ア肢解説の通り、実演家は、自らの実演を放送又は有線放送するための「放送権及び有線放送権」を専有します。

「ウ」の解説

誤り。

実演家には、著作権者に認められる「公衆送信権」といった包括的な権利は認められず、代わりに上記「放送権及び有線放送権」と、その実演をインターネット配信するための「送信可能化権」が認められます。

「エ」の解説

誤り。

実演家は、その実演をそれが録音されている「商業用レコード(音楽CD等)」の貸与により公衆に提供する権利を専有します。

このように、貸与権が生じるのは、市販する目的をもって複製された「商業用レコード」のみであり、単なる「レコード(録音物)」には、貸与権は生じません。

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