問題10

著作物の保護期間に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、それぞれの国はベルヌ条約の加盟国とする。

 

ア A国において、写真(著作物)の保護期間が創作後50年である場合には、その写真はわが国で著作者の死後50年間

   保護される。

イ B国において、著作権の存続期間が著作者の死後25年である場合には、その著作権はわが国で著作者の死後25年

   保護される。

ウ C国において、著作権の存続期間が著作者の死後70年である場合には、その著作物はわが国で著作者の死後70年間

   保護される。

エ D国において、映画(著作物)の保護期間が創作年の1月1日から25年である場合でも、その映画はわが国で著作者の

   死後50年間保護される。

答え :「  イ  」

「ア」の解説

誤り。

ベルヌ条約は、著作権の保護期間について「相互主義」を採用しており、その著作者の本国法による保護期間が、わが国の保護期間より「短い場合」には、その本国法による保護期間(短い期間)が適用されます。

したがって、本肢の場合、わが国においても「創作後50年」というA国の保護期間を適用すれば足ります。

「イ」の解説

正しい。

ア肢解説の通り、わが国においても、「著作者の死後25年」というB国の(短い)保護期間が適用されます。

「ウ」の解説

誤り。

保護期間の相互主義は、本国法の存続期間が「短い場合」にのみ採用されます。

したがって、C国の保護期間がわが国の保護期間より長い場合(著作者の死後70年)でも、わが国の保護期間(著作者の死後50年)の範囲でのみ保護すれば足ります。

「エ」の解説

誤り。

ア肢解説の通り、D国法の(短い)保護期間が適用されます。

なお、わが国における映画の著作物の著作権の保護期間は、「公表後70年」が原則となります。

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