問題5

著作者人格権に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

 

ア 著作者の公表権とは、著作物でまだ公表されていないものを公衆に提供または提示するか否かを決定できる権利で

   ある。

イ 著作者の氏名表示権とは、著作物の原作品に、著作者名として実名もしくは変名を表示することのみを決定できる権利で

   ある。

ウ 著作者の同一性保持権とは、実演家の同一性保持権と同様に、名誉・声望を害する改変を受けない権利である。

エ 著作者人格権は、著作権者の一身に専属し、譲渡することができない権利である。

答え :「  ア  」

「ア」の解説

正しい。

著作者人格権のうち公表権とは、「著作物で、まだ公表されていないものを公衆に提供又は提示するか否かを決定できる権利」です。

「イ」の解説

誤り。

著作者人格権のうち氏名表示権とは、「著作物の原作品に、又はその著作物の公衆への提供もしくは提示に際し、その実名もしくは変名を著作者名として表示し、又は著作者名を表示しないことを決定できる権利」です。

「ウ」の解説

誤り。

著作者人格権のうち同一性保持権とは、「その著作物及びその題号の同一性を保持する権利」であって、「その意に反してこれらの変更、切除その他の改変を受けない」という権利です。

しかし、「実演家」の同一性保持権とは異なり、当然には「名誉・声望を害する改変を受けない権利」は含まれず、この権利(名誉・声望保持権)は、社会的評価の高い「著名な著作者のみ」に認められます。

「エ」の解説

誤り。

著作者人格権は、「著作者」の一身に専属し、譲渡することができない権利です(一身専属権)。

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