「音楽教室」と演奏権(さらに続報)

第二審(知的財産高等裁判所)では音楽教室事業者が一部勝訴

 当サイトのコラムでも以前に取り上げた「音楽教室と著作権」の問題に関し、音楽教室事業者 (ヤマハ音楽振興会など約250事業者)が一般社団法人・日本音楽著作権協会(以下、「JASRAC」とします。)を被告として提起した「音楽教室における著作物使用にかかわる請求権不存在確認訴訟」の控訴審(第二審)において、2021年3月、「知的財産高等裁判所(東京高等裁判所)は、JASRACの主張を全面的に支持した第一審判決を変更し、音楽教室においてJASRACの管理著作物を演奏利用しても、「生徒が小人数のレッスンにおいて演奏する場合には、演奏権が及ばない (=音楽使用料を徴収できない)」と判断しました(音楽教室事業者側の一部勝訴)

事件は最高裁判所へ                           
 この判決はまだ確定しておらず、この判決を不服とし、2021年3月31日にJASRAC側が上告したことにより、今度は(最終判断となる)最高裁判所の判決を待つことになります。
 著作権問題に限らず、裁判事件(判例)を知る上では、勝ち・負けという「結果=判決」だけでなく、できる限り「当事者双方の主張」や「裁判所の考え(判決理由)」を知ることが大切です。
 皆さんも、ぜひ、私のコラムや当事者双方の主張を下に、この問題に対する「自分なりの判決」を考えてみて下さい。(塩島)

★本件裁判の「きっかけ」となった事件に関する私のコラムはこちら。

→「音楽教室と演奏権」
https://www.biz-shikaku.com/mincho/column/1092
(続報・第一審判決)
https://www.biz-shikaku.com/mincho/column/2165

<JASRAC側参考資料・プレスリリース>
https://www.jasrac.or.jp/release/21/03_03.html

<音楽教室事業者側の主張と第二審判決文>
https://music-growth.org/topics/210318.html

★「演奏権」など、音楽に関する著作権を正しく理解するためには、「ビジネス著作権検定」がお勧めです。詳しくはこちら 
→ https://www.biz-shikaku.com/mincho/certification

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